うっとうしい梅雨の中、明るい緑色の極細の葉をふわりと広げているのは、たぶんホソバヒカゲスゲ。
鉢内径 10㎝
昨年の今頃、通勤途中の林縁で、妙に細長い黄緑色の葉を伸ばしている植物が目に留まり、掘り取って鉢に植えておいたもの。
葉幅0.5~1mm、葉の長さ30~40cm。形としては常緑のリュウノヒゲに似ているが、葉の淡い緑色と風になびくふんわり感が美しい。
実は当初この植物はスゲの仲間だろうと思ったものの名前が分からなかったのでネットで調べたところ、春咲く花の花茎が短ければホソバヒカゲスゲらしいということが分かり、今年3月の開花を待ったところ、確かに数センチと短いことが確認できた。
そよ風にふわふわとたなびく姿は梅雨のさなかに涼しげ。ただ、我が家ではコナラ丸太の鉢台が有ったので良かったが、普通なら置き場所に困るかもしれない。