これはカンアオイの一種、コシノカンアオイ。うっとおしい梅雨が続く中、さわやかな緑を提供してくれている。

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鉢の内径 11cm


 カンアオイはギフチョウの食草として知られるが、江戸時代から葉柄が緑色で(普通は濃い紫)、葉の斑入りが美しい品種群が細辛(さいしん)と呼ばれ、古典園芸植物として栽培されてきた。秋には茶色がかった濃紫色の地味な花を咲かせる。


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 コシノカンアオイは新潟県など東北地方の日本海側に自生し、野生種でも葉の斑入りが美しく丈夫なのでよく栽培されている。


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こちらは中国産の青城(せいじょう)カンアオイ。葉の形と斑の入り方が異なる。この写真ではよく分からないが、鉢底の穴から葉が伸びてくるところが何ともたくましい。